デリー、デヘラドゥン、ベンガルール、デリー、プネ、デリー(Sep/15~Sep/28/2025)
Vol.5-1
「インドあるある話(Vol. 5)2025年9月編第一話」(Day-1:Sept/15)羽田→デリー 晴28℃
今日から約2ヶ月振りのインド出張だ。今回は約2週間の滞在予定で、デリー→デヘラドゥン→ベンガルール→デリー→プネ→デリー→羽田(28日)の旅程。
今回もエア・インディアB787-8に搭乗。珍しく定刻ピッタリにゲートを出発したのは良かったが、混雑のせいか離陸まで長く待たされた。やはり悪名高いエア・インディアである。今回も自分の席のモニター画面が使えない。周りを見るとモニターが正常に作動している席は少ない。モニター横にUSBでチャージできるソケットがあるはずなのだが、カバーされていて使えない。隣の空席も同じ状態だから仕方がない。隣はモニターさえONしない!
CAにモニターが使える空いている席は無いかと尋ねたら、機内誌に載っているパソコンやスマホで観れるVISTAというアプリを紹介されたので、早速試してみた。うん、確かに機内モードでVISTAに繋がり、機内誌に載っているQRコードでアクセスできた。が、しかし本来ならモニター画面で楽しめるはずの映画をスマホで観られるというのも便利なようだが心地良くない。こんなのはサービスとは言えないが、ハード面のトラブルをソフトで解決するという、如何にもインド的なジュガール(臨機応変なその場しのぎ)と言えようか。
ドリンクサービスで白ワインを頼んだら、当たり前のように常温で提供された。飲んでいると、いきなり前の座席がフルリクライニングしたので、危うくワインをこぼしそうになったが、何事も無かった。今日はベージュのパンツなので、赤ワインなど万が一こぼしたら大変なことになるよ。(第一話完)

Vol.5-2
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第二話】(Day-1:Sept/15)羽田→デリー 晴 28℃
エア・インディアの名誉の為に、素晴らしい一面を紹介しておきたい。
映画のプログラムを見ると、そのカテゴリーの数だけで圧倒される。何と22種類もある。これはインドが多言語国家であり、様々な言語で映画が作成され、それらの言語を母語とする多くの人達に楽しみを提供しているからに他ならない。インド映画はボリウッドだけではないということだ。
それは良いとして、今日はUSBチャージができないからパソコンで映画を長時間観ることもできないのは何とも情けない! やっぱり元国営のエア・インディアは民営化されても人が替わってないからアカンのかなぁ!とにかくメンテナンスに弱いのだ。
今日のフライトは夜行便ではないため、終始喧しかった! 若いグループが騒いでいるし、赤ちゃんや幼児がグズってわめいているし、この機内はもう既にインドであり、「周りのご迷惑にならないようにご配慮」なんてのは全く無いのであるある。(第二話完)

Vol.5-3
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第三話】(Day-1:Sept/15)デヘラドゥン 曇り27℃
デリーから約1時間のフライト、ここ北インドのウッタラカンド州の州都デヘラドゥンには15年近く前に来たことがあるが、その当時の記憶は蘇って来ない。到着した時は雨が降っていた。明日訪問する大学からの出迎えの車で約1時間でキャンパス近くのホテルに到着。2人の教授の出迎えを受け、ホテルのレストランで、全く辛さのないローカルインド料理(もちろんカレー)を楽しみながら明日のセミナーの段取りや今後の連携について話しが盛り上がる。初対面だが直ぐに打ち解けた感じが心地良い。翌朝は10時にピックアップの確認をして夕食会を終えた。乗り継いで9時間を超える長旅の疲れもあったが、翌日のセミナーのプレゼン資料の最終調整と、明日からの宿泊場所をネットで予約してベッドに入ったのは午前2時ごろになった。日本時間ではもう翌朝の5時半である。(第三話完)

Vol.5-4
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第四話】(Day-2:Sept/16)デヘラドゥン 曇り25℃
昨夜の雨で温度が下がったようだ。ここはヒマラヤ山脈の麓に近い高度約600mの盆地なので涼しい場所である。久し振りに長袖のシャツで出掛けることにした。夕べはシッカリ食べたので、今朝は軽い朝食にした。
さて約束の10時なっても迎えが来ないのでメッセージを投げると、出迎えの車がもうすぐ大学を出るという。今日のセミナーは10時半スタートと聞いていたが、10時25分になっても迎えの車が来ないので、もう一度問い合わせると、担当教授から電話がかかってきて、昨晩の豪雨で冠水した地域があり、一部の学生の登校が遅れているとのこと。結局大学に到着したのは11時前で、セミナーの開始も11時20分になっていた。予定通り60分の講義を終えて喝采を浴びてQ&Aでは多くの学生が質問をしてくれた。聴いていた学生たちの表情も目が輝いて見えたのは手前味噌か。セミナーの後、学長との面談とランチは同大学にあるホテル学科の学生によるもてなし(実技演習)であった。今後の連携の進め方について話をしながら北インド料理(またも全く辛くないカレー)を美味しく頂いてキャンパスを後に早目に空港へ向かった。(第四話完)




Vol.5-5
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第五話(Day-2:Sept/16)デヘラドゥン 曇り27℃
昨晩の豪雨の影響で道路事情が心配された為、早目に大学を出て空港に向かったが、何事もなく早い時刻に空港に到着した。
昨日のデリーからの乗り継ぎのカウンターで、チェックイン荷物重量制限が国内線では15キロ(国際線は23キロ)であることから荷物を入れ替えた際に、ウッカリして洗面用具の入ったポーチを手荷物に入れてしまっていたことで、セキュリティで中身を調べられ、髭をカットする小さなハサミを没収された。危うく爪切りまで没収されかかったが戻してくれていた。その経験から、洗面ポーチは手荷物には入れまいとチェックインバゲージに入れ替えた。またいつものことだが、大学でお土産にもらった飾り物もスーツケースに収めたら、重量が15.6キロとなったが制限オーバーにはならずに済んだ。ちなみに空港の出発ロビーには必ず重量計が設置されていて、預けるバゲージの重量を事前に確認できるのは便利である。
定刻の1時間前に搭乗が始まると30分前には'Boading Complete' と、いつもの機内アナウンスがあり、何と定刻の25分前に出発したのだ! 自分は過去に500回以上飛行機に乗っているが、こんなことはこれまで一度も経験したことは無かったのでビックリした。定刻より5~10分程度早まることはあっても、25分はあり得ないと思ったが、流石はインドNo.1のIndiGo航空である。午後6時半の出発で3時間のフライトなので、ひょっとすると機長が早く帰宅したかったのかも知れないが、こちらも早く着いてくれて助かった。到着は定刻よりも45分も早かった。(第五話完)


Vol.5-6
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第六話(Day-3:Sept/17)ベンガルール 曇り23℃
昨晩ベンガルールの街中の2つ星ホテル(1泊約2,500円)に到着。メトロ駅まで徒歩で行ける便利な場所なので2泊する予定だが、昨日の4つ星ホテル(約8,000円)とは大違いである。ハンガーもタオルも洗面道具も無ければ、冷蔵庫もない。トイレットペーパーなんか当然置いてない!! タオルだけは持ってきてくれた。エアコン付きの部屋なので寝る分には支障は無いので、2泊はここで我慢するとしよう。歯磨きセットとペーパーロールは明日外出時に買ってこよう。
いつものようにホテルのレセプションの若者に頼んで、近くのリカーショップでビールを買ってきてもらった。瓶ビールなので栓抜きはあるかと聞いたら、部屋の棚の端に瓶のフタを当てて、ひと突きでポンと開けてくれた。ホテルの下がインドレストランで、マトンのビリヤニ(南インド定番の釜飯)を一人前注文して部屋に持ってきてもらった。このクラスのホテルでは、チップをあげればルームサービスでも何でも喜んでやってくれるのだ。ビリヤニは美味しかったが、メキシコで鍛えた辛口舌の自分には全く辛さが足りない。今度からインドに来る時にはチリパウダーも持参するとするか。(第六話完)

Vol.5-7
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第七話(Day-3:Sept/17)ベンガルール 曇り26℃
今日はベンガルールで初めてメトロに乗ってみた。ホテルから歩いて3分で最寄り駅に着いた。今日の目的地に乗り換えなしで行けるので、タクシーを利用するよりも安全、快適、そして圧倒的に安い。(15駅区間の乗車でで約100円) インドのメトロにも女性専用車両が設けられているし、優先座席もある。整列乗車や混雑時のリュックの前抱えなどの啓蒙もされている。どの路線もほぼ定刻に出発しているようだ。日本と違うところは、車内での携帯電話による通話が許されていることと、改札を入る前にセキュリティチェックがあることだ。
目的地(ベンガルール国際展示場)は終点の駅から無料シャトルバスが出ていて歩かずに会場に到着。
国際展示会場には5つの展示ホールがあり、相当大きな規模である。今回は''electronica India 2025''という国際展示会で、日本企業も多く展示参加していた。JETROがジャパン・パビリオンを設置していて、日本から中堅中小企業の出展参加を募集し、9社の展示参加があったようだ。その中の1社は自分がアドバイザーを務めるコンサルタント会社の取引先である。今日も多くの新しい知己を得ることができたのは収穫であった。(第七話完)


Vol.5-8
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第八話(Day-3:Sept/17)ベンガルール 曇り23℃
今晩は当地に住む知人からのお誘いを受け、英国統治時代の名残であるバンガロール・クラブで夕食会である。昨晩当地に到着したことをインドの友人知人(約350人)に一斉配信したら、直ぐに連絡をくれて会うことになった。(あるある) 土地勘の無い自分の便宜を考えて、わざわざタクシーでホテルの送り迎えまで手配してくれた。予想外ではあったが、日本企業の駐在員として当地に3年住んでいるという日本人の友人も同席された。その人は来月にはシンガポールに転勤になるということだ。
インドでは良くあるあるなのだが、事前に連絡なく、夕食会などに友人が飛び入り参加されたりするのだ。もちろん、先方がホスト側である事に拠るし、初めて面談する双方にとって有意義であるとホストが判断しているからだ。これはこれで想定外の会話に発展したり、新たな人脈が広がったりすることに繋がるので悪くない。実際にこのご友人と話をしていると、勤めておられる日本企業とは以前からご縁があったし、今後も連絡を取り合うことを約束した。
このクラブで久し振りに本場のマサラドーサ(南インドの定番の米粉で作ったクレープのようなスナック)を堪能した。美味しいインド料理とお酒と楽しい会話の一時を過ごした。ホテルに着いた頃には強い雨になっていた。(第八話完)

Vol.5-9
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第九話(Day-4:Sept/18)ベンガルール 曇り23℃
昨夜もシッカリ夕食を食べたので、今朝はホテルの近くにあるインドの典型的な食堂で軽い朝食を摂った。過去に試したことのないモノを注文した。ジャガイモが入った揚げたパコラというスナックと野菜が入ったイドリ(蒸しパン)で、どちらも米粉が原材料だ。北インドと違って南インドは米が主食なので、ナンなどの小麦粉ベースのパンは余り食しない。またコーヒーの産地でもあり、濃いめのコーヒーに濃いミルクと砂糖の混ざった南インドコーヒーも美味しい。この軽い朝食で約110円である。
インドの食事もカレーばかりでは無いのだが、ターメリック(ウコン)や他のスパイスをふんだんに使うため、日本人にはカレーのバラエティーにしか見えないのは確かである。
インドの食事については以前のシリーズでも何度か書いたが、最大の特徴は、ベジタリアン料理、つまり肉類、魚介類を一切含まない食事というものが当たり前に存在することだ。今朝の食堂もベジタリアン料理しか出していない。地域差が結構あるが、インド全体で見るとベジタリアンの人口比率は約3割はあるようだ。だから、インドの食事会はビュッフェ形式が多く、ベジタリアン料理とノン・ベジタリアン料理にコーナーが分かれて提供されることが多い。
初日のエア・インディア便の機内食で、CAが間違えてノン・ベジタリアン食を提供したために口にしてしまった若い女性が、自分がしてしまったことを悔やんでか、暫く絶句して涙さえ見せていたのは強烈な印象を与えた。CAはお詫びにとビジネスクラスのベジタリアン前菜を提供したが、彼女はショックで何も口にしなかった。前編(Vol.4二十六話)でも書いたが、ジャイナ教の信徒は生命のあるもの全てを食さない究極のベジタリアンさえインドにはいるのである。
日本に来るインド人に先ず聞いておくべきことは、各位の食事制限に関してである。(第九話完)


Vol.5-10
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第十話(Day-4:Sept/18)ベンガルール 曇り23℃
この日は先ず以前からの懸案であったインドの携帯番号を復活させる手続きであった。昨年9月に当地で購入したSIMでインド内での交信に使用していたが、11月のインド出張後3ヶ月以上全く使用していなかった為に、通信停止状態になっていたのだが、それを解除するためにはSIMを購入した州内の携帯電話会社のショップで手続きが必要であることが判明したのである。これは日本でも悪用されているケースがあるように、防犯対策のようだ。3月にもインドに出張していたのだが、その時は当地カルナタカ州に立ち寄る余裕がなかったので、解除する手続きができなかった。どうやらその間に、6月21日に完全停止の通知があり、3ヶ月以内に、つまり9月21日までに解除手続きをしないと、同じ携帯番号は復旧できなくなることが判明していたのだ。今日は18日でまだ間に合う。昨日夕食で再会したインド人も手伝ってくれて、事前に解除手続きを途中までやってくれていたので、後は自分が携帯会社ショップに出向いて手続きを完了するだけであった。ホテル近くの携帯ショップで契約している携帯会社のショップを教えてもらい、メトロとオート(3輪タクシー)に乗りついで目当てのショップを探すも見当たらない。その近くの別の携帯ショップで尋ねると、そこは閉店して別の場所に移動したというので、再度オートに乗ってやっとショップに到着。身分証明(インド版マイナーカード)を提示し、顔認証を経て無事に解除できた。わずか30分後には通信が復活した。これで新しい番号を取得する必要が無くなるし、1000人を超えるインド人ネットワークにも迷惑をかけることがない。また、タクシーアプリなども使えるようになる。因みにインドではLINEの代わりに長年whatsappを使用しているが、LINEと同様これらのSNSは携帯電話回線を使用せず、WiFi接続で交信できるため、日本でもインドでも人との交信が途絶えることはなかったので、通信停止状態でも実害はほとんどなかった。やれやれ、今回の当地訪問の目的の一つが達成できてホッと一息である。(第十話完)
Vol.5-11
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第十一話(Day-5:Sept/19)ベンガルール 曇り23℃
今朝驚いたことが一つ(いつもビックリ事件ばかりだが)、というか自分の失敗なのだが、シャワーをしようとバスルームの蛇口をひねったが、水がお湯にならないので3分程流しっぱなしにしたが、それでも熱くならないので、レセプションに電話を入れてチェックしてもらうように頼んだら、直ぐに見に行かせます、とバスタオル1枚で待てど誰も来ない。15分待っても来ないから、もう一度レセプションにプッシュしたが、直ぐに行かせます、けどまだ来ない、また10分待っても来ないので、2回目のリマインダーでやっと来てくれた。「お湯が出ないから見てください。」の数秒後には「問題ないですよ。レバーを右に回して下さい。」で終わり。やってみるとシッカリお湯が出た。しかし、である。レバーの表示は明らかに「H」即ちお湯(Hot)は左に、「C」即ち水(Cold)は右にとなっているし、どこに行ってもそれが基本である、というか世界の常識なのだが、インドではそれは通用しないことがあるあるのだ。インド人なら、こんな時にはすぐさまレバーを逆にひねって事なきを得て、問題にもしないに違いないが、自分はまだ半分は日本人である。外出時にレセプションに寄って、この問題を報告し、たまたま自分の部屋だけの偶発的な間違いなのか、他の部屋は大丈夫なのか、点検確認した方が良いよ、とアドバイスしておいた。きっと何もしないだろう。(第十一話完)
Vol.5-12
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第十二話(Day-5:Sept/19)ベンガルール 曇り24℃
昨晩は他の地域から当地に出張に来ていたインド人の知人と夕食面談を約束していたのだが、先方の都合で直前にドタキャンされてしまった。(あるある)
止むなくホテル近くのモール内のレストランを見て廻って、アジア料理(ベジタリアン)を提供しているお店に入った。ベジタリアンだからアルコール飲料はない。(あるある) 創作的で珍しいメニューの中で、トゥクパと呼ばれるチベット風スープ麺とクリスピー寿司ロールを注文した。トゥクパは美味しかったが、前菜スープとあって麺の量が少な過ぎた。寿司の方はやはりベジタリアンだけあって、不味くはないが何か物足りない感じ。クリスピーな天麩羅の中に何が具として入っているのかさえ良く分からない。出てきた皿の上には何やらカラフルな模様が飾り付けられてあって、試しに舐めて見ると、これも何の味なのか分からない。気になったので店員に尋ねてみると、マヨネーズに野菜を混ぜて色付けしていると聞いて納得。オレンジ色はニンジンを使い、ピンク色はビーツという。
インドでは都会のショッピングモールに行けば、中華料理はもとより日本食(もどきが多い)、韓国料理、タイ料理などが食べられるが、本格的な日本料理を提供する店は格段に少ない。その中でも当地で20年の歴史を誇る「播磨」(Vol.2第四話参照)は日本人シェフによる本物の和食でインド人にも好評である。(第十二話完)


Vol.5-13
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第十三話(Day-5:Sept/19)ベンガルール 曇り24℃
午前はホテルからオートで10分程度の距離にある日本企業で人材育成と日本への送り出しをしている会社を訪問して、今後の連携について打合せをした。
そのあと近くのモールで軽いランチ(バーガーキング)を食べた後、メトロに乗って当地で著名な私立大学を訪問した。この大学にはJapan Centerが設置されていて、自分は数年前に同センターのチーフアドバイザーになっていたが、実際には特に何も活動をしていなかった。ここでは日本語と日本文化を学ぶ学生が少ないが居るという。予期していなかったが、日本語を学んでいる学生に向けてその場でプレゼンをすることになった。(あるある) いきなりではあったが17人が聴講してくれた。今後は年に何度か同大学を訪問して計画的に活動を行うことで合意した。この機会にと、当地に3年ほど滞在している日本人夫妻をお誘いして同席していただいた。奥様とは既に北東地域での日本語教育面でお世話になっているが、今後当地でも同大学との連携が期待できそうだ。(第十三話完)

Vol.5-14
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第十四話(Day-6:Sept/20)ベンガルール 曇り24℃
インドはアルコール飲料も色々と国産化が進んでいて、輸入品には高関税が課されているが、実際にインド製のドリンクで自分が楽しんでいるのは、ビール、ワイン、ウイスキー、ラム、ブランデー、ジンといったところ。輸入ブランドは倍以上高額となるので、国産はコスパが高いし、種類も豊富にあるから助かる。
インド産の一つの特徴は、フルボトルだけでなく、ハーフボトル、クォーターボトルがあることだ。
いつも愛飲している国産ラム酒Old Monkのハーフボトルを求めたら、品切れと言われたので、じゃぁクォーターボトル2にしたところ、何とビックリ、紙パックになっていたのだ!! これは今回初めて見た。まるでミルクやジュースと同じ感覚である。(ストローこそ付いていないが)
日本でもお酒や焼酎では紙パックも珍しくないが、ハードリカーではまだお目にかかっていなかったので驚いた。がしかし、ガラスボトルよりもエコフレンドリーであり悪くはない。これもインドのスピードのある変化かも知れない。(第十四話完)

Vol.5-15
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第十五話(Day-7:Sept/21)ベンガルール 曇り23℃
今日は今回のインド出張の中間点である。過去6日間で2都市を訪問して、2つの大学で講義をして、日本企業2社を訪問し、日本企業1社、インド企業4社と1大学と面談し、交換した名刺の数は日本人とインド人を合わせて30枚を超える。お蔭様でここまで体調はすこぶる快腸である。
今日以降は先ずデリーに飛んで夜到着し、明日から3泊したあと、西インドのプネ(自分の第二のホームタウン)に移動して3泊して、9月27日にプネからデリー経由で翌朝帰国(羽田着)予定。今回は東京での用件があり、2泊することになる。毎日のスケジュールも既にほぼ詰まっているが、ここはインドだから、これからも新たな直前の面談の申し込みが届くであろうことも予期している。
プネでは私がアドバイザーを務める親日家NPO団体のIJBC(Indo Japan Business Council)に同会員との懇談夕食会の24日開催を要請した。せいぜい知人が5人程度集まってくれたらと考えていたのだが、会費制にも拘らず35名を超える会員(一部非会員も)が参加登録済みというから驚いた。中には日本人が数名含まれている。がしかし、ここはインドである。蓋を開けてみないと何人が実際に参加するかは全く読めない。この種の会合の出席率は50~70%が経験値だからである。とは言え、旧知の知人友人だけでなく、まだ会ったこともない多くのインド人達が、自分との面談を希望して待ってくれているのは、日印関係の更なる発展の兆しと言っても過言ではあるまい。さて、何人が集まるのか今から楽しみである。 (第十五話完)
Vol.5-16
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第十六話(Day-7:Sept/21)ベンガルール 曇り23℃
ホテルをチェックアウトした時に夕食料金を払おうと確認したら、夕食代も予約時点で含まれていたというから驚いた。通常は朝食のみ含まれているのだが、何故か夕食込みの予約になっていたようだ。3泊で約8,000円だったので、サービスも良く、シャワーのお湯のレバーが逆であったこと以外、ドライヤーも貸してくれたし、清潔で騒音もなく、これほどコスパの高いホテルは、初めてであった。これからの当地の定宿に決めた。
空港までのタクシーを予約してもらったら、エアコン無しの小型車で約1時間のドライブで約1,100円ちょっとであった。通常は空港と市内はタクシーで2,000円ほどかかるところ。インドでは、いくらでも節約できるものなのである。いずれはメトロで空港が市内と直結されるかも知れないが、ドライバーの仕事を奪うわけにもいかないというジレンマが政治家にはあるに相違ない。
空港に着いて、ドライバーがネット決済を要求したので、「キャッシュで払うよ。いくら? アプリを見せて」と言うと、ネットワークに繋がらないと言う。ネットに繋がらなければネット決済もできないはずである。ははぁ、そう来たか!と察して、こういう時のためにと撮っておいたタクシー予約の写メを見せて、「はい、685ルピーね。」と言って700ルピーを渡そうとすると、「トール(高速通行料)」が追加で100ルピーだ」ときた。実は途中寝ていたのだが、高速道路を通らずに裏道をクネクネ、ガタガタ通って来たことを分かっていたし、予約の時点で「トール料金120ルピー込み」と明記されていたので、700ルピーをドライバーに押し付けて、「そんな誤魔化しはしたらアカンよ!」と少し高圧的に言って別れた。ヤレヤレ、外国人と見るとこうして少しでも余分に稼ごうとするドライバーがまだまだインドの都会には多いのは閉口するが、彼らも正当な給与や収入を得ていないことも熟知しているので、こういうやりとりになるのだ。疲れるが、この交渉も愉しめるようになればインド通と言っていいだろう。(第十六話完)
Vol.5-17
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第十七話(Day-7:Sept/21)ベンガルール 曇り23℃
ベンガルール空港に着いて、気付いたのが、ターミナル1にいたことだ。今から乗るのはエア・インディアでターミナル2から出発するらしい。空港のスタッフに聞いたら無料シャトルバスで移動できるとのこと。確かに大都市の空港ではどのターミナルから出発するのか必ず確認すべきであった。これまでは国際線ターミナルか国内線ターミナルかの二択が普通であったが、どこの空港も拡大しており、これまでの常識は通用しないということだ。ここのターミナル2は初めて利用するが、新しいだけあって、セキュリティチェックに向かうコンコースから緑の壁に挟まれていて、気分が良い。セキュリティを超えたショッピングゾーンもまるでショッピングモールのようである。最初に見つけたBARのサインに誘われて席に着いた。メニューを見てまたビックリ!! 500mlの缶ビールが約1,300円もする。出ようかとも思ったが、この店の店員にWiFiの接続を助けてもらったので、今さら出るのは気が引けるので、ツマミは選ばずビールだけを注文した。タクシー代を浮かした分を使うことになった。(第十七話完)


Vol.5-18
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第十八話(Day-7:Sept/21)インドール 曇り27℃
ベンガルール空港から今日はデリーに向かうが、チケット代をセーブするために、ワンストップ乗り換えのチケットにしていたので、乗り換え地点に着いた。会社勤めをしていた時代にはチケット代を気にすることなく、直行便を選択するのが当たり前であったが、自前で動くようになってからは、さすがに安いルートを選択するようになった。という訳で、デリーに乗り継ぐインドール空港にいるのだが、先に絶賛したホテルからメッセージが届いた。何と、夕食代約1,000円を支払ってくださいとのこと。ほら来た、と思った。チェックアウト時に夕食代もホテル予約時の料金に含まれると聞いたが、ビュッフェではなく、個別に注文した夕食まで無料になるとは到底思えなかったからだ。ヤッパリな、と不快にも思わなかったので、「払いますよ」と回答しておいた。さて、どうやって支払おうか。いくつか方法があるので考えてみることにした。インド人にとってみれば、こっちが払うことを同意した時点で問題は解決しているので、支払い時期の多少の遅れは気にしないだろう、と理解している。(第十八話完)
Vol.5-19
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第十九話(Day-7:Sept/21)ニューデリー 曇り29℃
インドとのお付き合いは16年目である。お蔭でいつ何が起こっても驚かない、狼狽えないように鍛えられてしまった。
デリー空港に定刻よりも約半時間早く到着したのは良かったのだが。。荷物受け取りのターンテーブルで待てど暮らせど自分のスーツケースが乗ってこない。航空会社の係員にも伝えたが、「グレー色の大型スーツケースですね、分かりました。確認します。」
ついに最後の乗客になってしまった。今回はベンガルールからインドールで乗り換えしているので、ひょっとすると荷物は乗り継げなかったのかも知れない、そうなると明日朝の便で来るのかも知れない。マァ、そんなことが起こっても最低の着替えは手荷物に入れて来た。なんて考えていたら、係員がスマホを見せながら、「これですか?」と自分のスーツケースが写っている写真を見せてくれた。「それです!」「タグが付いていなかったようですね。いま上がってきます」2分程してスーツケースを受け取った。確かにあのベローッとしたタグが付いていない。どういうことか、なんて詮索も苦情もしないでおこう。こういう事もあるということだ。という訳で事なきを得た。さて、今晩泊まるホテルから出迎えのドライバーが来ているはずだ。Exit No.1と指定しておいた出口を出たら、来ていない!! 友人であるホテルのオーナーにドライバーが来ていないことを連絡した。程なくしてこっちに走ってくるドライバーを見かけた。よく考えてみると、バゲージの受け取りが遅かったとは言え、そもそも定刻よりも30分も早く到着していたのである。ドライバーにしてみれば、丁度良いタイミングで空港に来た積りに違いない。
予定より少し早めにデリー地区の定宿に到着した。ここは日本人の長期滞在者向けに作られたホテルで、キッチン、バスタブ、ウォシュレットがあり、朝食も夕食も毎日和食が提供される。いくつかあるホテルの中には大浴場も設置されているのだ。(Vol.2 第二十八話)ここは実際にはデリー州の隣のハリアナ州グルグラムにある。インドの中で最も都会的な景色が漂っている新興都市である。
早速、バスタブにお湯を張ってこれまでの疲れを癒やした。久しぶりの風呂であった。湯上がりのビールは最高だ! ヤレヤレ、ともあれ、前半戦お疲れ様でした。(第十九話完)
Vol.5-20
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第二十話(Day-8:Sept/22)ニューデリー 晴31℃
今日の午前は昨年ご縁のあった私立小学校を訪問した。同校訪問は今回で3回目。校長先生が並外れた教育者で、インド行政府からも表彰を受けているし、テレビ取材も受けている。今月初めには日本から十名ほどの教育関係者が同校を訪問したという。今後の日印連携に期待できそうだ。何かお手伝いができることを希望する。また同校長先生が8月30日に上梓された本を贈呈された。その本のタイトルは、''The Power of Purposeful Schooling''というもので、約400pに及ぶ大作である。本にサインをお願いしたら、'Gifted to My Best of the Best Brothers, Sh. Tomio Isogai'と書いてくれたのが何より嬉しかった。(Sh.はヒンディー語のShriの略でMr.の意)
たまたま同時刻にデヘラドゥンからの訪問者(元政府官僚と現役教師)があり、打ち解けて話が弾んだ。その元政府官僚は、同校の教育をインド全土に広めたいと言っていた。同氏がドイツの教育者と共著で上梓された小冊子の贈呈を受けた。11月の教育関連の国際イベントにも招待されたので、その内容によっては参加を検討することにした。
学校を後にして一旦ホテルに戻って昼食、インド人シェフによる親子丼を試してみたら美味しくできていたのだが、さすがに卵のフワフワ感はなかった。一緒に冷奴を注文したはずが、出てきたのは揚げ出し豆腐だった。やはり異文化コミュニケーションは易しくないものだ。
その後、自分がアドバイザーを務める日本のアパレル企業グループのインド法人を午後3時に訪問して、日本から出張に来られている同グループ会長との面談と夕食会が予定されていたので、ランチを駆け込まねばと焦っていたら、先方からメッセージが届いて、外出先からの交通渋滞により、面談を午後4時からに遅らせることになった (あるある) ので、和食の有り難味をゆっくり噛み締めることができた。(第二十話完)



Vol.5-21
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第二十一話(Day-8:Sept/22)ニューデリー 晴31℃
2015年に首相に就任したモディ氏が最初に掲げたスローガンの一つが''Swacch Bharat (Clean India)''であった。インド中がゴミだらけで、いかにも貧しい後進国のイメージを塗り替えようと、自らホウキを持って率先垂範して見せたものだ。あれから10年が経過するが、街中の景色は一向に変化していないのが実態である。いたるところにゴミが落ちているし、ゴミの山(ゴミ捨て場)が野ざらしになっていて、野良牛が食物を漁っているだけでなく、人も、しかも若い元気そうな若者が、少しでも換金できるものを漁っているのである。この光景を見ると胸が痛むが、同時にインドが抱えている根本的で深刻な政治課題が見えてくる。それは言わずもがなではあるが、益々拡大する貧富の差と児童教育にあると思う。人口が14億を超えて世界一となり、GDP規模も日本を追い越して世界第4位の経済大国になろうとしているインドには、そもそも日本とは比較にならない多様性と競争の社会、カースト制という世襲意識、カルマ(業)の哲学、そして数々の他民族による侵略を受けた苦悩の歴史が、重く社会構造の中に染み付いているのだと自分は理解している。政治家に「お金の使い方次第でこの課題は解決できるはずだ」と言うのは易いが、現実には様々な確執があるに違いない。第二十話で紹介した教育者にも期待がかかる。
モディ首相は'Swacch Bharat'を諦めたかに見える。'Make in India'のスローガンはまだ旗を下ろしていないが、トップダウンの号令だけでは何事も成功しないことは自明の理である。自分なら「こうすればできる」というアイデアがあるが、もしモディ首相に面会する機会があれば、伝えてみたいものだ。(第二十一話完)


Vol.5-22
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第二十二話(Day-9:Sept/23)ニューデリー 晴35℃
今朝は11:30にインド人との面会の約束をしていたが、昨日連絡があり、親戚に不幸があったとのことで急遽オンライン面談に変更となった。(あるある) 初めての面談相手ではあったが、先方は自分のことをよく知っていたらしく、話が弾んで今後の連携を約束した。とは言っても相手の本性を確かめるまでは仮の約束であり、何か具体的なプロジェクトの話が出てくれば、そこで改めて真剣な商談をすることになる。
ランチは当地でホテルや和食レストランを経営されているインド暦50年の大先輩の友人のお誘いを受けていた。当地で日本人に一番人気のサウスポイント・モールにあるいつもの和食レストランに伺うと、「今週末にオープン予定の日本人経営のカフェが同じモールにあるので行ってみましょう」とのことで場所を変えることに。そのカフェは重厚なイメージの外装と高級感の漂う洒落た内装で、贅沢な高級カフェの雰囲気であった。オーナーの紹介を受け、27日に正式オープン予定(その後30日に延期された)とのことで、お店やメニューについてコメントを求められたので、早速メニューを見てみると、コーヒーと紅茶をメインにドラ焼きや大福餅のような日本のスイーツと、ナポリタン・スパ、カレーライスなどの定番食事メニューもあった。ここでランチをと言うことになったので、チキンと野菜のカツカレーを注文した。(インドでは牛肉も豚肉も基本的には使わない) 出されたカレーは純日本風のカレーで美味しかった。スパイスも辛さも控え目なので、インド人には物足りないかも知れない。さて重要なことは、このカフェのターゲット顧客層をどこに定めるのかということになるだろう。日本人なら単身者や仕事仲間のグループであろうし、インド人なら富裕層の若者といったところか。日本流のモーニングサービスもメニューにあったが、これはインドでは一般的ではないため分かりにくいかも、また何かお得なオリジナルセット商品を前面に出した方が口コミで広がりやすくなるでしょうね、スパゲティに含まれるベーコンの材料に注意(牛や豚ではないこと)が必要でメニューにも明記すべき、などとコメントした。先ずはPR(認知度を上げること)が最重要であることから、モールの入り口付近やエスカレーターを上がったところなどに立て看板を置くとか、SNSで拡散してくれるインド人インフルエンサーを獲得することなど、思いつくままにアドバイスした。
このデリー首都圏には多くの日本食レストランがあり、カレーのCoCo壱番屋も2020年にインドに「日本食」として進出している。前出の友人の和食レストランでは、築地(今では豊洲か?)から空輸した鮮魚をネタにした高級寿司を提供しているほどだ。実際に毎日でも和食だけで過ごせるようになったが、韓国人経営によるカフェは数年前からチェーン展開しているが、日本風の本格的な独立したカフェはこれまではインドには無かったと思われるので、今後の展開が注目されるところだ。
ランチミーティングの後、次のインド人との面談も同じモールで約束していたが、ちょうどタイミングが良いので、同じカフェで面談することにした。相手は日印間の学術連携(大学間交流)をプロモートしているインド人で、先ずメニューを見せて、抹茶ラテとドラ焼きをお勧めすると注文してくれた。面談は双方の共通の人脈もあることから、連携してもっと多くの日印の学生交流を目指すことで合意した。ドラ焼きも美味しいと高評価で、店主にもフィードバックして喜ばれた。ともかくこの新しいカフェの成功を祈るばかりだ。(第二十二話完)


Vol.5-23
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第二十三話(Day-10:Sept/24)ニューデリー 晴33℃
今回のデリー首都圏で気が付いた新たな小さな変化の一つは、オートバイでヘルメットをしている人の確率が格段に上がっていることである。運転者はもとより同乗している人のヘルメット着用が増えている。因みにホテルから空港に向かっている幹線道路で暫く観察していると凡そ以下であった。
オートバイ100台
一人乗り 90% 二人乗り 10%
一人乗りヘルメット着用者 98%
二人乗り二人着用者 70%
二人乗り一人着用者 20%
二人乗り不着用者 10%
上記は観察していた範囲での概算であるが、正確な比較はできないが、約3年前頃まではヘルメット着用率は一人乗りでもせいぜい7割もいなかったし、二人乗り同乗者に至っては半分以下であった印象がある。ヘルメット着用(同乗者とも)は相当(15年以上)前から義務付けられており、この間法令が変わったとは聞いていないが、取り締まりの強化と罰則が厳しくなった可能性が考えられる。
同様に4輪自動車のドライバーのシートベルト着用も現在ではほぼ100%になっている。交通法規の遵守は当然なのだが、インドではまだまだ都会と地方では意識の格差が大きいし、都会でも一方通行を逆走したり、Uターン禁止を無視したりという、身勝手な行動をする人達がいるのは変わらない。インドでは、全て'Me First'であって、周りに迷惑をかけてもお互い様という意識があるため、事故が起こらない限り、何でもアリなのであるある。
午後便でデリーからプネに飛んで、3泊した後に27日(土)にデリー経由で帰国することになる。(第二十三話完)
Vol.5-24
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第二十四話(Day-10:Sept/24)ニューデリー 晴33℃
いつもエアチケットはネットアプリで予約購入しているので、確かに安く買えていると思うが、これもタイミング次第で価格が大きく異なることがある。例えば日本発着日を1、2日前後で変更するだけで数万円も違うことがあるからだ。だから常に前後日の運賃も確認して、現地で1泊延泊してもトータルで安い場合はその日に予約することがある。また、通常は3週間以上前に予約するとディスカウントが適用されるため更に安くなる可能性がある。インドの場合は、エア・インディアだけでなく、ANAでも季節によって特別キャンペーン価格が出ることもある。去る6月12日の墜落事故以降、東京発のエア・インディアが満席になることはまず無いと読んで、敢えて出発日の数日前まで待って予約購入することがある。座席が埋まらないと、運賃が下がっている可能性があるからだ。
ネットアプリでチケットを購入する場合、注意すべき事は、預け入れ荷物の重量制限が拡大されるとか、日付の変更が無料で可能であるとか、キャンセル料が掛らないなど、チケットの条件に色々なオプションの選択があって、価格が上がる仕組みになっているし、座席を指定するのも、窓側や通路側の座席は追加料金が掛かることが多いので、自分はこれらオプションを一切付けないでいつも最低運賃で購入している。そのフライトが空いていれば、出発日のチェックインカウンターで希望の座席を取ってもらえる。いま搭乗しているデリー発プネ行きのエア・インディアも2日前にネットで購入し、昨晩Webチェックインした時は自動的に真ん中の座席が指定されていたが、空港カウンターで「通路側が空いていたら変更して下さい」と言って変えてもらった。いま座っている座席は予約時に指定していたら有料であった。
そうは言っても常に上手く安いフライトが確保できるとは限らないので、運試し的なところがある。
因みに27日のプネ発デリー行きのチケットは、デリーから東京行きのエア・インディア便に上手く乗り継げる直行便が見つから無かったので、止むなくワンストップ乗り換え便を予約することになってしまった。これも前日に再度検索して、もしタイミングの合う直行便に空きが出ることを期待している。さて、どうなることか、これも旅の愉しみ方ではあるある。(第二十四話完)
Vol.5-25
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第二十五話(Day-10:Sept/24)プネ 晴25℃
西インドのプネに着いた。当地はデカン高原の端に位置し、高度は600mを超えるため、年中温暖な気候で知られる。現在午後6時前で気温は25℃と快適だ。ここには約10年滞在していたので、土地勘もあるし、友人知人も多いので不安も不便も感じない、自分にとっては第二のホームタウンである。とは言っても常に変化しているインドの街でもあり、半年後にはまた変化が見られるに違いない。先の第二十三話でデリー地区のヘルメット着用率が高くなったと書いたが、当地プネではまた時代を逆戻りした感がある。空港から街中を走るオートバイやスクーターを見ていると、ヘルメットを着用している人の方が圧倒的に少ないのである。元々昔からそうであるが、当地の人達も常にマイペースであり、ルールに頓着しないのだ。場所によっても異なる文化と価値観があり、そもそも日本的な「横並び」の意識は全く無い、これもインドならではと言えるだろう。
街中の大通りの歩道を歩くバッファローの一群を見たし、歩道上で煮炊きして生活している人達が使っている古い手動で火を熾す道具も見かけた。月面着陸の成功や日本の新幹線の導入などの最新技術による変化の中に、決して変わることのないこうした人々の暮らしが混在しているのもインドの実態である。(第二十五話完)


Vol.5-26
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第二十六話(Day-10:Sept/24)プネ 晴25℃
今回のプネ滞在は知人の学長の好意で有名な私立大学のゲストハウスに無料で泊めてもらえることになった。チェックインしてみると、広いベッドルームとバスルームのある小部屋にクローゼットがあって、十分快適に過ごせそうだ。その後、自分がアドバイザーを務める親日家NPO団体の夕食懇親会に出掛けた。第十五話でも書いたが、今回の夕食会は会費制にも拘らず、何と55名もの事前の参加申し込み登録があったのだ。もちろん自分に会いに来る人たちばかりでは無いが、これほどの人数が集まるのは滅多に無いことだ。案の定、実際に会場に現れたのは29名だった。出席率は53%であるが、これも想定内であるある。
団体幹部からの挨拶に続いて自分のスピーチを促されたので、日印関係の重要性、これまでやってきたことと、これからやりたいこと等を話をして、そこから名刺交換、食事をしながらの懇談となった。今回も多くの新しい繋がりができたのは良いのだが、個別企業の相談を一つ一つ聞いて対応するのも結構大変な労力が要るものだ。こっちの対応能力にも限界があるので、こういう集まりでは余り深く話を聞くことはせず、何を期待しているのかを先ずメールで送ってもらうことにしている。その上で自分がやりたい事、出来る事に絞って対応するようにしている。そうでないといくつ身体と頭があっても足りないのだ。(第二十六話完)


Vol.5-27
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第二十七話(Day-11:Sept/25)プネ 晴25℃
今朝の当地の朝7時の気温は21℃である。日中も最高25℃、もうエアコンは不要となった。朝は何と孔雀らしい「オッカァー」という鳴き声に起こされる。インドの国鳥でもある孔雀は至る所に生育しているので、姿は見えないが恐らく孔雀に違いなかろう。
午前中は今回ゲストハウスに泊めてもらっているMIT-WPU大学の学長と国際連携関係者との面談があった。この大学名がまた素晴らしいのでフルネームを紹介すると、Maharashtra Institute of Technology - World Peace University (マハラシュトラ工科大学ー世界平和大学)である。同学の総長が国連のUNESCOのインド代表でもあり、毎年フラグシップイベントとして、「世界宗教家大会」が開かれている。
学長らとの面談の最中に、薬学部の新入生歓迎イベントのゲストスピーカーとして招聘されていた業界の著名人が挨拶に入ってこられた。自分にも紹介され握手した。インドでは、こうして全く知らない他人同士が、共通の知人を通して偶然に繋がることが良くあるある。
学長との今後の日本との連携の話は具体的に進み、関係者との面談が終わる頃に、Bank of Americaのシンガポール社幹部に続いて、米国カリフォルニア州の私立大学の学部長が学長との面談に訪れて来て、結局この2人と一緒に10人程のグループでランチをすることに。(あるある)よく考えて見れば、学長という立場は常に多忙なはずだ。これら外部からの来客は事前に予定されていて、その隙間に自分が入り込んだに違いない。当初は10:30と聞いていた学長との面談が前日に10時に前倒しされたのも他の来客とのバッティングを避けたものだろうと想像できる。ランチにもついでに呼んでもらったと言えるだろう。お蔭でカリフォルニアから来ていた学部長(中国人教授)とも話ができた。
インドのこの臨機応変な対応は、すこぶる実践的で効率が良く、自分にも合っていると思うのだが、これって自分が完全にインド化していることの証なのかも知れない。(第二十七話完)

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「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第二十八話(Day-11:Sept/25)プネ 晴25℃
午後からプネ郊外にある別の大学に呼ばれていた。ここでもちょうど大学院の新MBA生歓迎イベントで、多くの外部講師を招聘していて、その一人として呼ばれたのである。以前に知り合った副学長が自分がプネに来ると聞いて、個人的に呼んでくれたものだが、数年振りの再会となった今回は学長に昇格していた。この大学でも日本との交流や連携を考えているというので、協力することを約束した。キャンパス内に建設中の新しいホステル(学生寮)は何と32階建て2棟だと言うからビックリ。このプネ郊外では一つも見られない高層建築となるだろう。
新入MBA(経営大学院)生の自分の特別講義への反応は非常に良かった。一人の学生が質問に立ち、既に日本語を独自に学習していて、日本での就職を目指しているという。こういう学生が増えることを期待している。学長には後で写真とフィードバックを送ってもらうようにお願いしておいた。
この夜は別の親日家インド人グループで、当地のAOTS(海外産業人材育成協会)の研修生のOB会のメンバーの夕食懇談会に呼ばれた。タイミング良くこの日が年次総会だったという訳だ。年上の年配の人が多いが、長年のお付き合いをしていた懐かしい面々に一度に再会できたことは幸運であった。もう10年以上前にプネで出会った同会の創設者の一人と意気投合して親友となり、そこから同会とのお付き合いが始まったのである。その親友は故人となってしまったが、この会のメンバーとのお付き合いは続いている。次回は11月に何か共同でイベントを企画しようと話がまとまった。数年振りの再会で昔話に花が咲き、お酒(ウイスキー)も進んで呑み過ぎたようだ。年寄りの仲間入りをした気分であったが、心地良かった。(第二十八話完)


Vol.5-29
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第二十九話(Day-12:Sept/26)プネ 晴26℃
今朝は当地の別の私立大学の大学院の新入MBA/MCA(コンピュータサイエンス)生の歓迎イベントで外部講師として招聘された。実はこの大学とは10年程のお付き合いで、シャープ㈱の駐在時代からこの種のイベントに招聘されてきた。2017年に個人でインドに戻ってから、同学の副学長にMBAとBBAの外部講師として学生に教えてくれないかとお誘いを受け、Global MarketingとCross-Cultural Managementの2教科を1年教えた事があった。自分にとっては教員になるのは初めての経験で、しかもインド人学生相手で苦労もあったが、何とかやり遂げた。一番辛かったのは、一人ひとりの成績を付けることであった。その経験を受けて、今回お世話になっているMIT-WPU大学の姉妹校である、MIT-ADT大学でも、同様に教鞭を執ったが、やはり成績査定に疲れるのと給料が低いので1年で辞めることにした。だが、同大学では外国語教育コースで仏語・独語・スペイン語に加えて日本語コースを追加することに貢献できた。今でも同大学の日本語教育の相談役をボランティアで務めている。
インド人学生は講師に対する反応が非常に良く、常に質問も多い。日本でも外部講師として招聘されるが、日本の学生は総じて反応が鈍く、なかなか質問も出てこないので、インドの学生との交流で刺激を得てもらいたいと切に思う。日本では一言も喋らなくともスマホがあればどこでも何日でも生活できるが、インドでは、一言も喋らなければ生活はできないのであるある。(第二十九話完)
Vol.5-30
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第三十話(Day-12:Sept/26)プネ 晴26℃
大学を後にして次の面談に向かった。当初の約束は午後3時であったが、大学のランチが遅れたので面談は午後4時に延期しておいた。面談相手は若いスタートアップの創設者3人のグループで既に個別に事業を開始しているという。その中の1人はつい最近、大阪市で開催されたスタートアップの国際イベントに招聘されたらしい。それぞれの概要を聴くと興味深いものがあり、日本でも応用できそうだと感じたので、会社紹介資料を送ってもらうように頼んだ。
ゲストハウスに戻って夕食を頼んだら、インド風のカレー弁当が届いた。ここでは食事は全てベジタリアンである。お酒も提供されないので、愛飲しているインド産ラム酒を調達しておいた。(第三十話完)


Vol.5-31
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第三十一話(Day-13:Sept/27)プネ 曇リ時々雨23℃
今朝は毎週土曜日に務めているプネ大学大学院日本語学研究科での修士2年生への「異文化コミュニケーション」講義を午前8時にキャンパスに出向いて行なった。7月から始めた同科目の講義を直接教室で対面でするのは今回2度目である。やはり受講生の顔を見ながら教えるのは、通常のオンライン講義とは圧倒的に効率が異なるし、こちらも力が入る。次回の再会を約し記念写真を撮って大学キャンパスを後に、空港に向かった。この後、とんでも無いドンデン返しが待ち受けていようとは、夢にも思わなかった。(第三十一話完)

Vol.5-32
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第三十二話(Day-13:Sept/27)プネ 曇リ時々雨23℃
プネ空港には午前11時過ぎに余裕を持って着いたのは良かったのだが、出発便の電光掲示板を見ると、自分が乗る予定の12:55発の便が表示されていない!! まさか、ひょっとして、やっぱりそうだ! 夕べ今日の搭乗便のWebチェックインのメールが届いていなかったことを思い出した。迂闊にも今日12:55発の便の情報が手元に何も無いのである。第二十四話でも書いていたように、自分では確かに3日前にネットアプリでプネからハイデラバード乗り継ぎでデリーに着いて、今晩の羽田行きの国際便に乗り継げるように予約していた、と思っていたのだが、確かにハイデラバードからデリー行きのチケットは届いていたが、プネ発のチケットが届いていなかったのだ。パニックになりかけたが、悔やんでも仕方がないので、先ずは今日プネからデリーへの直行便に空席が無いかどうか確認したが、たまたま運悪く、プネ空港は軍用空港でもあるため、土曜日は夕方まで一般の旅客便は飛ばせないらしく、デリー行きはどの航空会社も夕方出発となるため、午後8時デリー発羽田行きの便には乗り継げない。次に代案として旅行会社のカウンターで、ムンバイからデリー行きの便を探してもらった。プネからムンバイまでは陸路4時間ほどで空港に辿り着けるので、午後4時発辺りならデリーまで2時間のフライトで羽田行きに乗り継げる可能性があると考えたのだ。果たせるかな、午後4時発のムンバイ発デリー行きのIndiGo便の空席がある! よしっ、それで行くか、と一瞬思ったのだが、ちょっと待て、冷静に考えよう! ムンバイは国内便と国際便のターミナルが遠く離れていて、エア・インディアなら同じターミナルでそのまま乗り継げるが、IndiGoからの乗り継ぎはターミナル移動の綱渡りとなり、乗り継ぎはほぼ不可能と言って良いだろう。策は尽きた! そこで決断した。帰国を1日遅らせて、明日プネからデリーに飛んで羽田行きに乗り継ぐことにした。カウンターでチケットの変更を済ませると、気を取り直して、ネットアプリで今晩泊まる安ホテルを約2,300円で予約したが、これがまた後で少々厄介なことになる。どうやら今日はツイていない日に当たったようだ。(第三十二話完)
Vol.5-33
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第三十三話(Day-13:Sept/27)プネ 曇リ時々雨23℃
プネ空港に直結するモールで遅いブランチを食べて、タクシーでさっき予約したホテルに向かったのだが、どうもオカシイ。予約アプリに書いてある住所が何か変なのだ。Road Number 15, Kalyani Nagarとしか書いてない。慌てていたため意識していなかったが、ホテルの名前も書いていなかった。変だなぁ、と思っていたらいつの間にかタクシーが止まって「着いた」。 ちょっと待て、ここは自分が知っているKalyani Nagar地区とは明らかに違うよ。ドライバーはここが指定された目的地だと言い張るので、スマホを見せてもらったら、何と15, Kalyani Nagar Roadとなっていた!
これはエライ間違いをしてしまった。地区の名前と同じ名前の通りが存在していて、そこを指定していたのだ。ドライバーには、一旦支払いを済ませ、そのまま続けて本当の目的地まで走ってもらった。が、降りた場所にはホテルらしきものが見当らない!! 電話も繋がらないので、近くの別のホテルで訊ねてみたが知らないと言う。どうしたものか、暫く途方に暮れていたが、予約したアプリは信用されているし、自分も何年も問題なく利用してきたので、まさか詐欺めいた話ではあるまい、しかしそこは最安値の宿ではあった。
以前に当地に住んでいた頃、この近くでよく通っていた韓国人経営のカフェがあったことを思い出し、そこまで5分程歩いて到着すると、経営者の奥様が居たのでご挨拶したら、覚えていてくれた。そのカフェでWiFiを借りて、予約したアプリから、メッセージのやり取りで場所を確認できた。そこからまた更に10分程スーツケースとキャリーを両手で引きながら歩いてヘトヘトになりながらようやくホテルに到着した。ヤレヤレ。
そこはいわゆるマンション形式のホテルで、一般の3BHK (日本の3LDK)を部屋貸ししていて、LDKは共同利用となる。だから1泊約2,300円と格安なのだ。夕食も300円程で用意してくれる。中長期滞在者にはお得な宿泊場所となろう。ヤレヤレ、やっと落ち着いた!
この後、知人の大学教授と数年振りに会うことになった。(第三十三話完)
Vol.5-34
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第三十四話(Day-13:Sept/27)プネ 曇リ時々雨23℃
実は今日は東インドでの最大のお祭りである「ドゥルガ・プージャ」の初日であったので、かなり昔に知り合った大学教授から大学のお祭りに来ないかとお誘いを受けていて、一旦は時間が無いからと断っていたのだが、事情が変わったので、お邪魔することにした。これまで当地では直接経験の無かったお祭りに参加する機会を得たのである。大学でのお祭りでは、学長や幹部数名とも名刺交換をして、次回プネ訪問時にはゲスト講演を企画してくれそうだ。
大学の後にも、同教授の居住地区でのお祭りがこの週末に大規模で開催されるとのことで、そちらの会場にも午後7時前に顔を出すと、まだ準備中であった。教授は家族連れで遅れて到着、早速舞台に上がれと呼ばれて上がると、メイン司会に紹介され、一言と促されたので、インドのヒンドゥー教の多くの神々が、日本でも日本人に崇拝されていることを話したらエライ会場が受けたようで拍手をもらった。
会場では地域の女性達が家庭料理を分担して持ち込んで販売し始めたので、教授の実母と奥さんが持ち込んだスナックをご馳走になった。これはまるで日本の町内会のお祭りの様相である。夜8時を過ぎてからミュージシャン達のライブ演奏が始まり、女性達が踊り始めた。踊りの輪はドンドン大きくなっていく。よく見ると盆踊りのスタイルに似ていなくもない。ただ、その音響の騒音のけたたましさは半端無い。日本なら間違いなく苦情になる。自分は聴力が落ちでいるのだが、これも長年インドでこの種のお祭り騒ぎの騒音に慣らされいたせいかも知れない。ともあれ、転んでもタダでは起きない、というのも自分の生き様ではある。(第三十四話完)



Vol.5-35
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第三十五話(Day-14:Sept/28)プネ 曇リ時々雨23℃
当初の予定では昨日帰国していたはずだが、第三十二話で書いた事情により、1日遅れで本日帰国の途につくが、この1日も無駄にしたくないとの思いで、今朝はIJBCの会長との朝食会をセットした。(IJBCは第十五話参照) 更にこの朝食会にもう一人、当地プネでインドの伝統医学であるアーユルヴェーダ医師として活動されている、日本人女性をお誘いした。その女性とは約7年程前に、住んでいた地区に新設されたアーユルヴェーダサロンで働いておられて知り合って以来、2度目の面会となった。自分も日本アーユルヴェーダ学会に所属するメンバーとして、過去から日本での普及と浸透に少しでも貢献したいと思って活動しているので、今後の連携と協力をお願いした。
昨夜泊まったホテル(マンションの部屋貸し)は、結果的には非常にコスパの高いものとなった。夕食まで付いて、1泊約2,600円はこれまでにない超格安である。しかも以前に住んでいた地区であるため、土地勘がある。また以前には存在しなかったメトロ駅が歩いて数分の距離にあるので、市内へのアクセスも良いし、空港にも近い。IJBC会長にも日本からの出張者数名を受け入れるには格好の宿となるとお勧めしておいた。
朝食会のあと、久しぶりに里帰りした気分で街中を歩いてみた。以前にも利用したお店のほとんどがそのまま営業していて、顔見知りの店主と再会して、先方も覚えていて懐かしがってくれたことは何より嬉しかった。先日空港のセキュリティチェックで没収された髭カット用のミニハサミも知り合いのお店でゲットした。これは二度と手荷物には入れてはいけない。
空港には少し早目に移動して、プネから羽田までのスルーチェックインを済ませた。デリーでの乗り換え時には荷物を受け取る必要が無いので時間を短縮できるし、同じターミナルでの乗り継ぎとなるので便利だ。セキュリティチェックでは持ち込むハンドバッグとキャリーバッグのどちらも中味のチェックと再検査となったが、事なきを得て余裕を持って搭乗を待ちながら、新しくできたターミナルビルの出発フロアにあるバーでハイボールを呑み、お店を見て廻った。今日のデリー行きエア・インディア便は珍しく定刻オンタイムで出発した。さぁ、いよいよ帰国の途につく一歩出前である。インドのことだから、何が起こるか、自分自身のことも含めて予想はできないので、油断は禁物であるある。(第三十五話完)

Vol.5-36
「インドあるある話(Vol.5)2025年9月編第三十六話(Day-14:Sept/28)ニューデリー 曇リ36℃
予定より早目にデリー空港に着いて、羽田行きの便にスムーズに乗り継げそうだ。
明日の早朝の到着のあと、早速横浜でインドからの来訪者との面談が10時から予定されているし、午後にも東京に移動して私立高校との打ち合わせがあるので、ユックリ長旅の疲れを癒す余裕も無いが、帰国が1日遅れた事で、インド北東部から来日していたビジネスパートナーとの昨晩の面談はキャンセルせざるを得なかった。
明後日も東京と大阪で仕事が入っているので、奈良の自宅に戻るのは明後日の深夜近くになるだろう。
今から搭乗する。今のところオンタイムである。これで今回の2週間のインド出張も完結する。
去る8月末に東京で開催された日印首脳会談と日印経済フォーラムの直後であったので、両国の架け橋としての自分の仕事も益々重要性と多忙さが高まることを感じた。次回のインド出張も10月の後半から数週間予定している。
気になるのは、次の日本の首相が誰になるのかではある。
(第三十六話完 Vol.5 2025年9月編終わり)
