横浜インドセンターの成り立ちや事業概要などについて説明していると、横浜とインドの繋がりについて、ご質問をいただくことが度々あります。

数ある日本の都市の中で、インドだけを対象にビジネス支援を行っている団体は、ほとんど例がありませんが、ムンバイ市と横浜市が姉妹都市の関係にあるとか、山下公園にインド水塔があるから等の説明では、そもそもなぜ横浜とインドなのか?が理解していただけません。そのためには、明治期の横浜開港の歴史を紐解く必要があります。

インドと横浜の繋がりについて理解する上で、ちょうどいい資料がありますので、ご紹介させていただきます。

ひとつは、「写真で見るインドと横浜の歴史」一般社団法人横浜インドセンター設立記念として、2009年6月18日に当センターが発行した「Partners~一般社団法人横浜インドセンター設立記念」に所収

さらに次の二つの資料を読んでいただければ、なぜ?の疑問もスッキリすることでしょう。資料中にある旧インド人商館跡を示す地図や写真を手掛かり、街歩きを楽しんでいただくのはいかがでしょうか。

横浜開港資料館が発行している館報『開港のひろば』第117号(2012年7月19日発行)所収「横浜におけるインド人の歩み―アドバニ家の足跡を中心に」http://www.kaikou.city.yokohama.jp/journal/117/04.html

同館報『開港のひろば』第127号(2015年1月28日発行)所収「山下町の旧インド人商館」http://www.kaikou.city.yokohama.jp/journal/127/04.html

山下公園 インド水塔
山下公園のインド水塔天井
山下公園 インド水塔天井